本来の悩み相談

装具の悩みを相談する時に
装具の悩みを相談するのであれば
・医師
・義肢装具士
・リハビリテーションを担当したセラピスト
に相談するのが良い方法です.

ですが,装具を使用されている方の中には.
診察等の時間を作ったり,遠方への移動のハードルが
高い方も多いのではないでしょうか.

リモートの相談であれば,距離と時間の制約が少なく.
少し疑問に思ったことでも,比較的簡単に相談ができます.

誰に相談するのが良いのか?

装具の事で困ったことがあった時には,誰に相談するのが良いのでしょうか?

困っている内容によって適切な相談先は変わって来ますが.

最も良い相談先は,装具の作成に関わった医師に相談する事でしょう.

怪我や病気に関する医学的な判断と装具について,総合的に判断する事が出来るため.「装具についてなにか困ったことがある」場合には,まず相談する事を考えるべき場所と言えます.

医師の診察

「装具そのもの」について悩みがあるのであれば.装具の作成に関わった義肢装具士に相談するのも,よい選択肢ではないでしょうか.

装具の調整や修理を行う必要がある場合には.義肢装具制作会社に依頼をして,加工をしてもらう事になります.

義肢装具士

もし装具を使ってリハビリテーションをされていた方であれば.担当のセラピストに相談するのも1つの方法です.

リハビリを行っていた頃と比較して,身体の状態や装具の使用状態にどのような変化があるのか確認してもらうことが出来るでしょう.

リハビリでの歩行練習

共通するのは「装具に詳しい専門家」に相談するということです.自身の装具の作成に関わっていた方であれば,把握している情報も多いためより適しているのではないでしょうか.

本来であれば,こういった方に相談をしに行くのが良い方法ですし,そうするべきなのですが.実際はそう簡単に相談をしに行くことが出来るわけではない現実があります

気軽に相談に行くのが難しい事情

装具の相談をするあれば「装具外来」に合わせて病院に行くのが良いでしょう.

ほとんどの病院で義肢装具士は病院に常駐しておらず.週に何度かある装具外来の日が,装具に関わるスタッフが一堂に会するタイミングとなります.

ですが,装具を使用されている方の中には.タイミングを合わせて装具外来に行くことのハードルが高い方も多いのではないでしょうか.

装具外来

装具外来の予約をして,病院に行くためには.交通手段の確保が難しいケースでは,往復でタクシーに乗って1日がかりの出来事となってしまう場合もあります.

そこまでの難しさでなくても,「病院に行く」と決めるには,それなりの「時間」と「移動」の手間がかかります.

タクシーで病院へ

義肢装具士に依頼する場合も同様です.

最寄りの病院で作成した装具であったとしても,義肢装具制作会社は遠方にあるかもしれません.義肢装具士と装具の修理や調整を直接やり取りしようにも,距離的な制約があるケースも多いです.

義肢装具士に訪問を依頼する事も可能ですが.日程の調整や訪問の費用など,即時対応が難しい場合もあります.

義肢装具製作所が遠い

「装具外来を受診しましょう」と言ってしまうのは簡単なのですが.

実際は「そんな簡単な話ではない!」というのも,ユーザーさんの声ではないでしょうか.

悩みを気軽に相談できるように

そういった「相談のためにかかる手間」と「今ある悩み」を天秤にかけると.問題を感じていてもそれを飲み込んでしまう事が多くあるようです

逆に頑張って行ったものの,特に問題なくて無駄足だったケースもあるため気持ちはとても分かるのですが.なにか悩みがある場合には,解決しておかなければ後々大きな問題となりかねません

実際,後々問題が発覚したケースでは.

気になってはいたけれど

  • 相談するタイミングがなくて
  • 相談しに行くのが大変で
  • 相談しにいく程の事と思わなくて

とおっしゃられる方がとても多いです.

悩みと手間を天秤にかけて
リモートでの装具相談

リモートでの相談であれば,距離と時間の制約は幾分少なくなり.悩みを相談する機会を増やすことが出来るのは大きなメリットです.

気軽に相談する機会があれば,必要となる対応のアドバイスをしやすく.本来の悩みを相談する場所へ行く理由が予め分かっていれば,例え医師の診察や装具の修理が必要だったとしても.手間をおして相談に行くきっかけになるのではないでしょうか.

理由があるならば