こんな場合にご利用ください

利用のメリット
・装具の悩みがあるけれど,どこに相談すればいいかわからない
・装具の悩みがあるけれど,相談しに行ったほうが良い事かわからない
・装具のメンテナンスの必要性をチェックしたい
・装具を上手く使えているか分からない

 リモートの相談であれば比較的気軽に相談をしやすく.
 専門家がチェックする機会が増えれば,リスクの早期発見にも期待ができます.

装具を使用されている方に,適切なフォローが届いておらず.ユーザーさんが問題の解決が困難だったり,そもそも問題に気が付かず対応できていない状態は「装具難民」と呼ばれ.長期間装具を使用されていく方にとって大きな問題となっています.

装具を取り巻く環境は,ユーザーさんによって様々です.疾患も,装具を使用する期間も目的も,人それぞれで大きく変わってきます.当然装具に関する「悩み」もそれぞれです.

周囲に頼れる装具の専門家がいたり,比較的容易に医師の診察を受けることが出来る環境であれば.

装具を使用していく上で起こる問題に気が付き,対応をすることが出来ますが.残念ながらそうではない場合も多くあります.

リモートでの装具相談

「悩み」があるけれど,「相談」出来ないというのは.ユーザーさんがせっかく早期に気がついた問題を解決するタイミングを不意にしてしまう事になりかねません.

リモートでの装具相談では,問題の解決策を提示するという目的もありますが.それ以上に,相談の機会を増やして必要なフォローに繋げることを大きな目的としています

適切な相談先の検討を

装具について悩みがある時に「いつ,誰に相談すればよいか分からない」というのは.

装具を使用しているユーザーさんから,とてもよく聞かれるお話です.

基本的には主治医に相談するのが,最も確実な方法です.しかし相談する内容によって,相談するべき相手は変わりますし.時には無駄足や二度手間となってしまう事もあります.

誰に相談すれば一番スムーズなのか.ユーザーさん自身では判断が難しい事が多いです.

装具で困ったらどうする?

1つ例を挙げてみましょう.

装具を着けていて,「靴ずれ」が出来てしまったら.

いつ,誰に相談すればよいのでしょうか.

「症状の変化」が原因ならば医師の診察が必要です.

「装具の故障」が原因ならば修理が必要ですし.痩せて「装具の適合が悪くなった」のならば調整が必要です.

「着け方」が悪かったのかもしれないですし.日々の生活で「身体能力の変化」があった可能性もあります.

靴ずれができる

ひょっとすると,前日少し歩きすぎてしまっただけかもしれません.

多くのユーザーさんにとって,原因を判断することは困難です.

どのタイミングで相談する?

問題を感じていた場合でも,「どのタイミングで相談すればいいのか?」は判断が難しいのではないでしょうか.

・しばらく様子見でよいのか?

・予定を調整して相談に行くべきか?

・今すぐ対応すべき緊急事態なのか?

大したことではないかな?と思っていても.専門家が見ると,すぐに対応が必要だったというケースもあります.

相談するタイミング

様子見を続けていたら,自体が悪化してしまった…というのは避けなくてはなりません

判断のためには,専門的な知識が必要となり.専門家への相談が不可欠です.

定期的なチェックを

装具は日々の生活の中で,常に装着しているものならば.どうしても消耗していってしまいます

また,症状や身体の状態の変化によって.急に装具が合わなくなってしまう事もあります.

装具には「耐用年数」という,小さな修理をしながら故障せずに使えるであろう期間が定められていますが.疾患や使用頻度によって装具にかかる負荷が異なるため.その消耗の度合も大きく変わってきてしまいます.

一定期間に一度.装具のチェックをするのが望ましいですが,医師の定期的な診察以外で,そういった機会は設けられていない事がほとんどではないかと思います.

ユーザーさんが気が付かないうちに.装具や身体の変化によって,装具が本来の働きを失わないよう.定期的なチェックが必要ですが.リモートでの相談であれば気軽に確認を行いやすいです.

メンテナンスチェック

もしも修理の依頼が必要となっても,予め修理内容が把握できていれば.対応の準備が出来るため,迅速に対応を行いやすくなります.

「耐用年数」に関する詳細はコチラ

問題と思っていないことが1番の問題

装具難民」とよばれる状態で,最も問題が大きくなりやすいのが.「そもそも問題があると思っていない」ケースです.

なにか悩みがあれば,解決のアクションを起こすことが出来ますが.問題に気が付かなければ,「それが普通」と思ってそのまま装具を使い続けてしまいます.

誰のフォローもないままだと,問題が一層大きく顕在化した時に発覚するため.対応も難しくなってしまいます.

問題を感じていないと…

残念ながら,「誰か専門家が関わっていれば…」という事も少なくありません.

もし定期的なチェックで,問題を早期に発見することができれば,適切なフォローに繋げることが出来ます.「装具難民」を少なくする一助になるのではないでしょうか.